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2018-01-27
んこ
1/26(金) AM8:00



カーテンの隙間からブラインドを抜けて差し込む光が顔に当たり、今がもう朝なのだということに気づく。
枕元に置かれたスマートフォンが定刻通りに鳴り響き僕を急かすが、それを治める気にもなれず日差しから逃げるようにして再び布団へ蹲っていた。

しかし依然として音はしつこく、鳴りやまない。
もしやスマホのアラームは1分経っても勝手に治まらないのか。なんて無駄に律儀なんだ。全然スマートじゃない。
そんな理不尽な悪態を漏らし始めてしまうほどに、アラームの微振動は寝起きの気分を逆なでさせる。
しかしそうも言ってられず観念して寝ころんだまま手探りでスマホを探し始めるが、見つからなかった。

おーい。どこに行ってしまったんだ。
依然としてアラームは鳴り続けているが、微睡んだ頭でその発生源を特定することは難しく、姿を捉えることができない。
しかしだからと言って体を起こしてまでして探す気にもなれなかった。

そんな俺の胸中をスマホは知るはずもなく、依然としてアラームは鳴り続けている。

俺が悪かった。
お前は最高だよ。
毎日律儀に起こしてくれて助かってる。
お前がいなきゃ有給がいくつあっても足りない。
さっきのは誤解だよ。
本当だ。
愛している。
だから出てきてくれ。

懇願するように。
「へーしりぃ」
なんの確信もなく。
「あらーむぜんぶおふぅにして」
気づけばそう言葉にしていた。

「アラームヲスベテオフニシマシタ」


・・
・・・
・・・・・・届いた。

朝がおはようで始まる時代は終わっていたらしい。
やっぱりお前は最高だよ。いつだって革命児だ。

でもおかげで2度寝して遅刻した。
やっぱりお前は駄目だ。
オフにした後反応がなくなったら自動で再設定頼む。
5分後に起こしてって言える機転は寝起きの俺にはないんだ。俺に期待しないでくれ。

頼んだよ。有給を使い切る前に。


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