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2017-09-12
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一つの到達点に来てしまった。
完璧な出来。最高の気分です。
これこれこういうのこういうの!
これだから絵はやめられねぇぜ!

ベタ塗りでいくと前エントリに書いた気がするけれど、モブに合わせて1影肌2影になった。
まだ施策は続きます。

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SF世界における文明の矛盾

─(1/5)

昔のSFアニメとかを見ると、高度に発展した世界が描かれながらも、携帯電話が使われていたりする。
話が作られた当時では携帯電話は最新技術だったのだろう。
でもそれを現代の自分が見ると、「めっちゃ未来なのにガラケーwwwしかも白黒www」となってしまうことが起こる。
これがSF世界における文明レベルの矛盾。

ここでは、蓮子が持ったスマホがそれに当たるかもしれない危険がある。

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科学世紀にもスマホが現役なのかはわからない。というか、幻想入りしていたっけ。異世界にもスマホあるしね。
ならば本来、この絵にスマホは描くべきではないのだろう。描かないのが無難である。
けれど、迷ったあげくに描いた。

─(2/5)

「この歌手がこれまでにリリースした曲の歌詞には【メール】が一度も登場したことが無い。」
という内容のコラムを随分前に読んだことがあった。おそらく7年ほど前。
それは、かつてエイベックス社の利益の4割を稼いでいたとも言われる(出典wiki)
平成の歌姫、浜崎あゆみさんを指してのコラムだったような気がする。(ググっても出なかったので違うかも)
そのコラムを読んだ当時の音楽背景としては、個人の主観だけれど浜崎あゆみさんが余り目立たなくなっていき、
入れ替わるように倖田來未さんがめっちゃ目立ってた時期だったように思う。
そんな倖田來未さんの歌詞には「メール」の3文字が沢山使われていた。

─(3/5)

現代。今現在。
メールが使われる頻度が減った世情になったように思う。勿論今でも使っている人や、仕事柄使わなければならない人もいるだろう。
スマホの普及率はガラケーに対して現在約50%だそうだ。
年齢によって偏りはあるだろうし2台持ちだっているのだろうが、数だけを全体的に見ればSP・FPユーザーはそれぞれ半々で、ガラケーもまだまだ多い。
でも今となってはガラケーでもLINEが使える世の中なのだ。
自分は、スマホを数か月前に買い替えた際に電話帳のデータが引き継げず全部消えてしまったのだけれど、全然困りはしなかった。
連絡にメールも電話もほとんど使っていないからである。

そんな現代の中では既読のついたLINEにドキマギすることはあるかもしれないが、
「あなたからのメールを何度も読み返したり どうしちゃったんだろう」と歌われたりでは、あまり多くに共感は得られないかもしれない。
けれど歌詞に「メール」が使われておらず、他の色あせなくて時代を問わない表現で同じ感情を歌われていたら、それにはきっと今でも共感できるのだろう。
ずっと未来まで通用し、いつまでも歌い継がれることになるかもしれない。思えばリメイクさせるような歌は、みなそういう歌だ。
それこそが『この歌手がこれまでにリリースした曲の歌詞には「メール」が一度も登場したことが無い。』という話の真意なのだろう。
いつまでも残る名曲になることを願っての意図だったのかもしれない。
浜崎あゆみの他にも、ジャニーズの曲も同じことが言えると思う。

─(4/5)

ここまでを読むと如何にも、時代を表す言葉を歌詞に使うのを非として扱っているような印象を受けるかもしれないけれど、勿論良いことも沢山あるように思う。
未来には通用しないかもしれないけれど、当時の言語で当時のことを歌うのだから、当時を生きる人々にとってこれ以上の共通言語はない。
LINEとか既読スルーとかハッシュタグとか。
それは今現在を表すファクターとして最適解の表現のように思う。
例えば現代で勢いのあるアイドルの筆頭として坂道シリーズが挙げられるように思うけれど、その曲においてはほとんどが現代に向けての現代を歌っているように思う。
そういえば、以前のエントリーで貼った対談のアイドルの話題の中でも、「今の一番ブレイクしてるのがやっぱり欅坂ですよね。でもとにかくコンテンツの消費が早い、とっととブレイク出して、とっとと収益出して、とっとと畳む。というビジネスモデルになってきている」というように話していた。
それが是非かどうかはわからないけれど、それによって長く愛される歌よりも、現代に響くような時代に迎合した歌が多くなってきているのだとしたら、
消費する側の自分にとってはそれは凄くうれしいことだ。

ふldgzffh

─(5/5)

悩みに悩んで、自分は歌詞にメールを、歌詞にLINEを使うことにした。
つまり蓮子の手にスマホを描くことにした。
今回の絵は渋谷のハチ公前で待ち合わせしている絵である。別にスマホを持っていなければならない必然性はない。
だから時代を問わない他の表現方法なんていくらでもあった。
でも、スマホを描くことにした。
これまでは、代わりに手帳を持たせたりをしていたけれど、そうはせず、スマホにした。
待ち合わせ場所のメッカであるこの場所で、スマホを見ずに誰かを待っている人を探す方が、今ははるかに難しかったからだ。
ましてや手帳を手に人を待つ大学生なんて一人だって見つけられなかった。
しかしそれは現代の若者の常識で、科学世紀の大学生には通じないかもしれない。
でも結局、背景の景色も現代なのだ。服も現代の服だ。そしてなにより絵を見せる相手も現代人だ。
俺の方法ではどうやったって未来を描けないし、描くつもりもない。

だって仮想未来の中では、実存性を得られない。

それに、未来の様を描かないことは、それが≠未来には決してならないと思う。
何故ならこれは現代の景色であると同時に、変わらず未来の景色にもなる可能性をまだ残しているのだ。
実際、それを意図して京都秘封ランドスケープでは背景の場所に寺社仏閣を多く選んでいた。
保存がされる歴史的な場所は時が経っても、つまり未来でも、景観が変わらないことが多い。

……けれど、それはやっぱり自分を納得させるための屁理屈でしかなくて、限界はあるだろう。
リアルクローズ秘封では日常により一層密接した表現を目指すために特別ではない場所を背景に選んでいるし、この景色が未来に残り続けることは期待できない。
日常の現代の景色の中に、未来を生きる秘封を描く矛盾を、自分はいつか受け入れなければならない。

浜崎あゆみやジャニーズではなく、
倖田來未や欅坂46のロールモデルを依然として選び続けるのなら。







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■リアルクローズ施策

背景施策その1 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1143.html ベタ塗りキャラに合う画風の模索
背景施策その2 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1146.html キャラの邪魔をしない適切な情報量の模索
背景施策その3 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1147.html 色味の模索

線画施策その1 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1151.html ラフ画を描こうキャンペーン
線画施策その2 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1156.html 線画着色の模索 背景にも線画をプラス

塗り施策その1 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1142.html 厚塗り
塗り施策その2 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1220.html 環境光なし
塗り施策その3 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1221.html 3影

コンセプト施策その1 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1211.html 実存性と拡張非現実
コンセプト施策その2 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1215.html 中景
コンセプト施策その3 http://saivane.blog.fc2.com/blog-entry-1222.html モブ
コンセプト施策その4 イマココ

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