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2017-09-02
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一個下のエントリーに貼った対談を聞いて、
その内容を秘封と照らし合わせながら自分に置き換えた際の思考の備忘録。


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(1/4)
以下対談の一部抜粋

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はーーー
自分には難しい話だったけれど、でも京都秘封ランドスケープとかリアルクローズ秘封において
やりたかったけど何をやればいいのかわからず探り探りのまま悩んでいたことすべてが
全部完璧に言語化されてて今勝手に俺が救われてる……すごい……考えを言語化できる人ってやっぱり凄いな……。

つまりその究極系であるらしいこの世界の片隅にを見なければならない。

見よう。
今すぐ見よう。

─(2/4)

そして討論は発展し「中景」について

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アニメの事は自分にはわからないけれど、自分にというか、秘封に置き換えると思い当たる節がありすぎる。
秘封を描くことにおいて、そこは秘封だけの世界でなければいけないみたいな価値観は存在するように思う。
モブキャラ(オリキャラ)がタブーだったりとか、現にそれが地雷の知り合いもいる。
でも、秘封の世界にも秘封以外に大勢の人間が存在して生きているはずなのだ、当り前だけど。
その当たり前の世界を排除してしまっている。
……排除してはいけないのかもしれない。

そこで思い浮かぶのは某青い百合漫画だ。
その漫画では、百合作品にありがちな女性しか登場しない世界はそこになく、男女の普通恋愛も並行して描かかれている。
百合作品の中で男女恋愛を描くのは英断のように思うし、良く思わない人も見かける。
でも普通恋愛が描かれているからこそ、百合というマイノリティーな関係が歪であることを読者に改めて印象付けられるし、
普通な関係じゃないことへの後ろめたさとか、男女なら普通にでできることが百合だとできない葛藤がより一層増し、
対比することによって物語性に深みも出まくる。
よって百合の中にこそ中景である男という存在が必要不可欠なように感じた漫画だった。
マイノリティーを描くときこそ、マジョリティーを丁寧に描くべきなのだろう。

(3/4)

秘封に話を戻すと。
自分は秘封を描くとき、秘封以外の人物(モブ)を同じ画に描いたことが一度もなかった。
例えば秘封ランドスケープでは、本当は人が大勢いる場所でも絵には秘封二人の姿しか描いていない。
それはつまり男のいない百合漫画のようなものかもしれない。
秘封しかいない世界は本当に美しく眩しい世界だけれど、光があるところには影もなければならない。
影があるからこそ境界ができ、そこに光を視認することができる。
秘封だけしかいない表現に、ずっとずっと自分でも違和感を持っていた。境界がない世界にずっと違和感を持っていた。
持っていたけど、そうしなければならない気がして中景をずっと排除してきた。

さらなる拡張非現実の構築においては、秘封世界の中景を、つまり「秘封以外の人間」を描くべきなのかもしれない。
いくら現実に存在する背景や実在する衣服を秘封に絡ませたところで、
中景のない非現実的な世界の中では実存性を獲得するのは難しい。
近景しか描かれない世界の中では、描けるものは限られてしまうように思う。

─(4/4)

秘封以外の人間。
群衆と秘封が一緒になった画。
……ちょっと想像できない。
秘封二人しかいない絵を自分は見慣れ過ぎてしまっている。やはり違和感を持ってしまう。
違和感があるけど、でもその違和感は間違いなはずで、秘封以外にも人間がいる世界こそが本来正しいはずなのだ。

なので正しくありながらも、違和感を無くす方法を探るべきである。
モブの顔を描かなければ違和感なくせるだろうか。個としてではなく背景を描くように人を描けば嫌味も減るかもしれない。
モブはその程度のリアリズムで充分なようにも思う。あくまで舞台装置としての役割なのだから別に秘封二人と絡ませる必要もない。
秘封も奇抜な原作衣装ではなく既成服を着たリアルクローズ秘封なら、親和性も高いかもしれない。

……考えるよりやってみよう。
とりあえず次のリアルクローズ秘封では顔がはっきりとは描かれていない群衆を秘封と一緒に置いてみて、なんかよかったら、それで良しとしよう。
自分の中では初めての試みだけれど、やってみると案外いいかもしれない。
絵的に良い予感もしている。
少なくともより現実的な景色に近づくのだから、実存性は間違いなく増すだろう。
それに秘封二人だけって、やっぱりなんか寂しいし。
二人だけの世界もそりゃ大好物なのだけれど
中景を知った後ならより一層二人だけの世界が栄えるように思う。
それはきっと、男女の普通恋愛が並行して描かれている百合作品みたいに。
だから多分この施策もいい方向に向かうはず。



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